「仕事がつまらないな、辞めようかな…」
と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
- 毎日同じ簡単なルーチン業務。
- もっと難しい仕事にチャレンジしたいのに、先輩社員をフォローする簡単な仕事。
- 周りの社員と仲良くもなれず黙って黙々と作業するだけで面白い味がない。
- いつまで経っても下積みのような、目立たない業務。

仕事と言うのは、どうしても単純作業や目立たないような小さな業務というものがあり「つまらない」と感じてしまう人が出てくるのは仕方のないことだと思います。
しかし、今与えられている業務を「つまらない」とだけ考えるのはとても勿体ないと思います。
仕事というのは不思議なもので環境や条件によって簡単に楽しくも、つまらなくもなるものです。
きっとあなたの周りにも、同じ業務をしているにも関わらず
「イキイキと楽しそうに毎日こなして働いている」
という人がいるのではないでしょうか。
一体、同じように業務をしていても仕事をつまらないと感じる人と、仕事を楽しくこなせる人の違いは何なのでしょうか。
今回は、仕事がつまらないと感じる原因と、仕事がつまらないと感じた時にやってみる対処法をご紹介します。
仕事はつまらないと勝手に結論を出して諦めていませんか?
- 「仕事はつまらないのが当たり前」
- 「仕事は楽しいわけがない、苦労して努力して成し遂げるもの」
- 「仕事を楽しみたいと思うならそれ相応の努力をすべき」
など、仕事がつまらないという相談を上司にすると、このような意見を言われたことはないでしょうか。
でも一方で、あなたの同僚は「楽しそうに仕事をしている」「毎日イキイキと仕事をこなしている」人がほとんど。
「仕事がつまらない」とあなたがどこかで勝手に結論を出してしまっているとすれば、同僚のように毎日充実した日々を過ごすのは難しいと思いませんか。
仕事がつまらないのはあなたが原因ではありませんが、仕事内容がつまらなく感じてしまうのには原因があります。
それは仕事とあなたの職場環境にあると言えるでしょう。
もちろん「仕事がつまらない」と自分の気持ちを抑えて無理して働くのを辞めて転職することも正解だと思います。
しかし「仕事がつまらないから辞めよう」と諦めて辞めてしまうと、次の転職先でも同じ状況が起こった時にすぐ「また辞めればいい」と“辞めグセ”がついてしまう危険があります。
そこで「仕事がつまらないから辞めよう」と考える前に“職場環境を変える行動”をしてみることをおすすめします。
まずは「仕事がつまらない」と感じながら働くこともデメリットをご紹介します。
そしてあなたが今どんなデメリットを抱えながら働いているのかチェックしてみてくださいね。
仕事がつまらないと感じながら働く3つのデメリット
仕事がつまらないと感じながらも、そのままの状態で働き続けるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
今のあなたの状況を考えるために「仕事がつまならい」と感じながら働き続けることのデメリットを3つご紹介します。
仕事がつまらないと自分がやりたいと思っていた能力や経験を積むことが出来ない
仕事で培うスキルや経験は、仕事の中でしか学ぶことが出来ません。
特に若手~中堅社員と呼ばれる、20代~30代までに学ぶことはその後のキャリアでも大きく役立つと言われています。
これは昇格・昇給、また転職にも通じることがあり、若いうちに多くのスキルや経験を積むことで、あなたを評価してくれる材料となります。
そのため「仕事がつまらない」という状況から抜け出さない限り、あなたが思っている経験を積むことや、学びたいと思っていた能力について学ぶ機会がどんどん少なくなってくるのです。
人間の心理として「承認欲求」と呼ばれる、誰かから認められたいという欲求があります。
この欲求を満たすためにも、仕事を通して自分のやりたいことを叶えるということで、あなた自身の生活も今より満たされたものになるでしょう。
仕事がつまらないと無駄な時間を過ごすストレス地獄に…
毎日毎日、「仕事がつまならい」と思いながら働くと、やる気は出ない、モチベーションは上がらない、ただ時間が過ぎていく…。
そんな状況で仕事をすることは、あなたにとって無駄な時間を過ごしている以外の何物でもないと言えます。
こうなってくると仕事のことで注意をされると
「こんなつまらない仕事なのに注意されるなんて!」
「こんなどうでもいい作業にいちいち注意してくるな!」
と、ストレスが溜まることも。

やりたくてやっている仕事ではないとなると、ちょっとした注意を受けるだけでストレスを感じたり、うんざるするものに。
たしかに注意されてストレスを感じたとしても、その注意さえ我慢すればお金を手に入れることは可能です。
正社員なら毎月決まったお給料、パート・アルバイトならばストレスを我慢した時間分の給料を手に入れることが出来ます。
ただそれって、ストレスを我慢したお金ですよね。
仕事を頑張ったわけでも評価されたわけでもなく、ただ耐え忍んだ分のお金で好きなものを食べたり、好きなものを買ったりしても気分が晴れないと思いませんか。
とりあえずお金が貰えるならいいと諦めてしまうほど、あなたの価値は悪いものではありません。
むしろ今の状態で過ごして、数年いることが1番あなたの価値を下げてしまうことなのです。
まだまだ何十年も働き続ける可能性があるあなただからこそ、早めの行動、決断をする必要があります。
今の状況を何年も続けると今度は「何もできない邪魔な存在」として扱われ、更にストレスが溜まりストレス地獄と化します。
仕事がつまらないと人生全てが満たされないと感じてしまう
仕事が「楽しい」と思えないと、プライベートもなんだかいまいちパッとしないなんてことも。
これは週5で仕事をしていると特に感じてしまうストレスのひとつだと考えられます。
仕事がつまらない!そのストレスを発散してプライベートを活用するも、頭の中では「また明日からつまらない仕事の日々が始まってしまう…」と感じてしまうからです。
あなたの中で「仕事の価値」が「生活をするために最低限必要なこと」「周りがみんなちゃんと働いているので仕方なく」という考えであると「つまらない」と感じてしまうのでしょう。
もちろん、生活をするため、周りがみんな働いているというのは間違いではありません。
ただ「つまらない」と感じているなら、まずはその原因を解決するために行動をしてみるといいですよ。
仕事がつまらないと感じる原因とは?
「仕事がつまらない」と感じるのはあなたが原因ではなく、職場環境にあります。
私が職場で相談を受ける中で良く聞く仕事がつまらない原因を挙げています。
あなたはどんな理由で仕事がつまらないと感じているのかチェックしてみてくださいね。

原因が見えてくれば、解決方法が見えてきます。
単純作業のルーチン業務に飽きてしまい、仕事に興味を失いつまらない
仕事内容自体が単純で毎日同じルーチン業務になってしまうと、仕事に飽きが生じてそのまま仕事に興味を失ってしまうことに。
最初は新しいことで楽しくできたことも、マンネリ化してしまうと「仕事がつまらない」と感じてしまう原因になります。
ただこの単純作業のルーチン業務は何年やっても楽しくこなす人もいるのは確かです。
この楽しくこなす人とあなたの違いは何か分かりますか?
それはそもそも単純作業と今の仕事を認めてしまっているから。
単純作業と思えばその時点で、その仕事に魅力を感じなくなってしまいますよね。
でも、もし
- “この作業はお客さまの手元に届く際の1番見える部分になるパーツの最終チェック”
- “この業務は社長出席の会議で1番必要になるデータの収集作業”
と言われるとどうでしょうか。
やっていることは一緒でも、その業務の捉え方で全くその業務価値は違うものになります。
自分自身で単純作業と認めて、時間が過ぎることだけを考えてはいませんか。
仕事がつまらないと自分の仕事も価値のない仕事だと認めている
単純作業の話にも当てはまりますが、「自分のやっている仕事は価値のないもの」だと考えはいませんか。
そう考えていると「仕事がつまらない」と感じてしまうのは仕方がありません。
自分のやっている仕事に価値がないと考える場合は、まず認めてくれる環境を作りましょう。
あなたの仕事が会社にとって、お客様にとってどんな役割があるのか感じることが出来れば仕事に自信を持つことが出来るのではないでしょうか。
もし役割も理解しつつも、自分のやっている仕事に価値がないと思う場合は注意が必要です。
ひとつは、仕事に慣れてしまいモチベーションが下がり、自分の仕事の価値を自分で下げている状況だと言えること。
また可能性のひとつとして、職場内のいじめが考えられます。
その仕事が自分のレベルと見合わないほど、低レベルな作業をさせられていて「この仕事に価値がない」と考える場合は、いじめのターゲットとされている可能性があります。
職場内イジメの場合は、まったく対処法が違いますのでこちらを参考にしてくださいね。
努力や成果に伴った給与や待遇がない
いくら頑張ってもそれに見合った給与や待遇がないと、仕事自体がつまらないと感じる原因になります。
仕事というのはボランティアではないので、頑張って成果が出れば、それに伴う給与や待遇があって初めて報われた、やり遂げた気持ちになるものです。
それなのに“いくら努力して結果を出しても、なんにも会社はしてくれない”という状況が続くと、仕事が適当なものになっていき、モチベーションもどんどん下降していくでしょう。
プライベートでうまくいかないことがある
仕事がつまらないと感じる原因の一つに、プライベートが充実していない場合もあります。
女性で多いのが恋愛に関すること。
片思いの人との間でのヤキモキした状況や、反対に三角関係などのドロドロしたものなど理由は様々ですが、恋愛が上手くいっていないと仕事自体もつまらないし集中も出来なくなります。
また他にも資格取得や家族関係のことで上手くいっていないなど、嫌なことがあると落ち込んでしまうもの。

普段は楽しく取り組めていることも、気分によってつまらなく感じてしまうものなのです。
仕事のやり方、進め方が分からないためミスや失敗ばかり
仕事のやり方が分からないまま、周りに聞くことも出来ずミスや失敗ばかりを繰り返してしまうと「自分にはこの仕事は向いていない、つまらない」と感じてしまうことも。
仕事の出来る人間になるには、それなりの努力が必要となります。
またこの場合は転職しても結局、周りの人に聞くことが出来ないため同じ言い訳を繰り返す辞めグセがつきやすいタイプとなってしまいます。
そうならないためにも仕事の進め方を少しずつ自分なりにこなせるように、まずは努力してみましょう。
仕事は慣れ過ぎても過信からミスや失敗が起こり、つまらないと言う人が出てくるものです。
しかし一方でいつまで経っても覚えることが出来ない、聞くことも出来ない環境にいるとつまらないと感じてしまう場合もあるのです。
仕事がつまらないと感じる時にやってみる解決方法
仕事がつまらないと感じてしまうと、転職しようと考えがちですが、それ以外にも解決方法があります。
転職することももちろん間違いではありませんが、今の仕事がつまらないという理由によっては転職先でも同じ想いをまた抱いてしまう可能性があります。
そうならないためにもまずは、今の職場で解決できるかチャレンジしてみましょう。
それでもつまらない状態が変わらない場合、転職することをおすすめします。
単純作業にも工夫や自分なりの目標を
仕事がつまらないと感じている理由の一つに仕事が単純作業でつまらないというものがあります。
単純作業って言われた時間までに言われたことをしておけば良いと考えてしまっている人が多いですが、実際の単純作業とはそんなものではありません。

与えられた時間内でミスなく決められた量をこなすのは当然の目標。
しかし、これに+αをしてみると仕事のマンネリ化をなくすことができます。
例えば事務作業の中で、資料を50部作るという作業があったとして、ただコピーしてホッチキスで留めると考えるとつまらない仕事となります。
しかしそうではなく
“いかに早くコピーとホッチキス留めが出来るか”
を考えながら作業をすることで、次に同じ作業があるときにあなたは前より仕事が出来るようになっているわけです。
なんでも同じことが言えますが、日々の仕事をなんとなくこなすのではなく「工夫し改善する」ことを意識するだけで今の作業にもやりがいが見い出せることが分かるでしょう。
理想の相手、ライバルや競争相手を作る
同僚や同じ作業をする人をライバルにし仕事のモチベーションをあげましょう。
仕事がつまらないと感じるのは承認欲求が満たされないから。
まずは仕事が同僚よりも出来るということを認められる環境を作っていきましょう。
今、あなたは自分がどのくらいのレベルなのかも分からないため、自分の仕事の価値や良さが分かっていない可能性もあります。
そのためライバルを作り、そのライバルを超えられるように仕事に取り組んでみましょう。
またそれが出来るようになれば、少しずつ理想の社員をみつけその人を超えられるように仕事をすると、より仕事に楽しさが見えてくるものです。
ライバルを見つけ、どんなことでも良いのであなたが1番になれる仕事を見つけ自信をつけましょう。
スケジュール帳を上手に使いこなし、毎日を楽しく
「自分は仕事ができない人間」と感じる人は、仕事内容が分からなかったり、なにかあっても挙動不審となってしまい誰の役にも立てないため自信喪失してしまう人が多いようです。
また女性の特徴にマルチタスクという、色々なことを1度に同時進行する力があると言われますが、必ずしも全員が出来るわけではありません。
どれから手を付けてよいか分からなくなり、結局どれも中途半端にしてしまい収集がつかない人もいるのです。
そのような場合は、スケジュール帳を上手に使いこなしましょう。
私が紹介しているスケジュール帳の使いこなし方であれば、毎日最低限こなすことを目標としてこなせられると思います。
時間の使い方をしっかり頭の中で整理し、視覚的に何度も確認できる環境を作るだけで仕事はかなり効率的に進めるようになります。
マルチタスクで仕事が進められる人は、もちろん天性で出来る人もいますが努力して出来るようになった人も。
あなたも少しずつ同時進行で仕事が進められるようになると仕事がグンッと楽しくなりますよ。
仕事がつまらない理由を書き出してみましょう
色々と仕事がつまらない場合の対処法をご紹介しましたが、理由が違う、仕事を工夫しても解決しないと感じたのであれば、一度「仕事がつまらない理由」を書き出してみましょう。
例えば
- ○○になりたいために入社したが別部署に配属されたため、この会社で出来ることがない
- 上司や先輩社員がパワハラに近いことをして邪魔してくるので働きずらい
- 仕事自体に工夫改善をしようにもできる環境やチャンスがない
- とにかく辞めたい
仕事がつまらないと感じる原因を書き出すこと解決するための糸口を見つけることができますよね。
ここまで追及して考えることが出来れば、転職すると決めても意志も固く行動しやすいでしょう。
一つ一つはとても些細な解決策に思えるかもしれませんが、丁寧に時間をかければ仕事に前向きになったり、モチベーションの向上にも繋がります。
仕事がつまらないと感じてもやってはいけないこと
「仕事がつまらない」と感じると、ついつい行動にしてしまってあなたにデメリットがある行動をお伝えします。
あなたの仕事を知らない人に相談する
同僚や家族、はたまた社外の友人や恋人に「仕事がつまらない」と相談する人は結構いると思います。
私も同僚や学生時代の友人などから相談を受けることがあります。
しかし、相談された方からするといくら状況を聞いても
“あなたの会社の状況や置かれている立ち位置などがはっきり分からない”
ため、解決策が知りたいと思って相談すると答えは出てこないため意味がないものでしょう。
もちろん愚痴を聞いてもらってストレス発散するには問題のない相手だと思います。
しかし聞く立場とすれば、相手が困っているのに解決してあげられないもどかしさもあって、相手もあまりいい気分で聞けるものではないと思います。
どうしても解決策を考えるのであれば、同じ仕事をしたことのある先輩社員をおすすめします。
ただその先輩社員が信用できる人かどうかしっかり判断してから相談しましょう。

もし先輩社員がうわさ好きな人間だと、根も葉もないようなことを言われて違う方向へとストレスがかかる場合があります。
自分の気持ちを抑え、自己否定しながら働き続ける
「仕事はつまらないもの」と自分で決めて、その気持ちを我慢して仕事をし続けると言うのはいいことではありません。
仕事の効率、モチベーションも下がり気味となり、大きなミスや失敗を招いてしまうことも。
また「自分はどうせダメだから…」という自己否定から、なんでもかんでも自分のせいにして仕事の悩みを解決した気分にしてしまっています。
ただ自己否定はモチベーションの低下はもちろん、なにもメリットはありません。
もちろん、仕事がつまらない原因を追究することにも繋がりません。
「仕事がつまらない」という理由を追及せず転職を考える
「仕事がつまらないから、転職したい」というのは、転職理由としてまだ一般的とは言えません。
もちろん面接で素直な理由を答えてくれるのはありがたいことなのですが、面接官としては
「仕事がつまらないって、うちの仕事もつまらないって感じたら辞めちゃうの?」
と心配するのが本音です。
そのため、ただ何となく仕事がつまらないと感じるから転職すると言うのは、おすすめしません。
特に転職と言うのは色々な不安が伴います。
またはっきりした理由がないと、気になる会社から内定が出ても不安が過って転職の決意がぶれやすく、結局転職を断ってしまうような事態になることになる可能性が出てきます。
そのようにならないためにも「仕事がつまらない」という理由でも転職理由は構いませんが、「仕事がつまらないのはなぜなのか?」という深い部分まで、あなた自身が理由を追及して理解しておく必要があります。
「仕事がつまらない理由」を自分自身が理解することで、次の転職先を決めたとしても失敗しない転職先をしっかり選べることになるのです。
「仕事がつまらない」という理由で転職するのは悪いことなのか?
仕事がつまらないという理由で退職や転職をすることは、今までは「非常識」「悪いこと」なんて言われてきたようです。
あなたももしかしたら心のどこかで
「仕事がつまらないという理由で退職や転職を考えている私は甘えているんじゃないか」
と考えているかもしれません。
確かに何も考えず何もアクションを起こさず、今の職場を逃げ出すのであれば次の転職先でも同じことを繰り返してしまう転職グセがついてしまう可能性が高いでしょう。
しかしそうではなく
- 「もっとこんな風に働きたい」
- 「こんな職場でいじめられて耐えているだけにはいかない」
- 「もっと稼ぎたい」
と上昇志向な考えがあれば、今の職場ではない場所で輝ける場所を探すために転職活動をすることは全く悪いことではありません。
転職理由さえ自分ではっきり決まれば、あとは行動するのみ!
あなたが輝ける職場が早く見つかりますように。
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