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後輩からの逆パワハラ!10歳も年下社員にいじめられる理由と対策は?

仕事の悩み
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ニュースやドラマの一部にも取り上げられることが増えた逆パワハラ

 

現在、色々なハラスメントが横行していると言われ、最近よく聞くのが“逆パワハラ”というもの。

 

この逆パワハラ(逆ハラ)とは、立場的に目下になる人が、目上の人対していじめや嫌がらせを行うことを指します

 

例えばこのようなパターンです。

あなたもどちらかに当てはまっていたりしませんか?

 

  • 後輩社員→先輩社員
  • 部下→上司
  • アルバイト→正社員

 

 

実は先日、別会社で働いている私の友人(以後、A子)から

「実は、年下の社員から逆ハラを受けている」

という相談を受けました。

 

話をよく聞くと、その年下の社員(以後、B美)は友人A子に対して、かなり姑息な嫌がらせをしているようでした。

 

先輩社員にあたるA子から話を聞きつつ、本人と話をする機会があったのでそれとなりに

「なぜA子に嫌がらせをしているのか」

と聞いてみました。

 

 

あや
あや

実は相談された時に名前を聞いて気づいたのですが、なんと私が学生時代に働いていた塾の教え子だったのです…。

 

 

久しぶりに会ったこともありましたが、真面目な印象しかないB美

本当に逆パワハラなんかするの?と思いましたが、彼女なりの言い分がありました。

 

そこから実際に見えてきた、後輩社員らしい「今の子の考え方」や、そこから考えられる先輩上司への対応について実話を踏まえつつ、解決策をご紹介します。

 

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パワハラと逆パワハラの違いは??

念のためですが、パワハラと逆パワハラの違いを改めて簡単にお伝えしておきます

 

一般的なパワハラ

パワハラは上の立場の人が、下の人に対していじめや嫌がらせをする行為。

 

 

逆パワハラ(逆ハラ)

パワハラと反対で、下の立場の人が、目上の立場の人にいじめや嫌がらせをする行為を指します。

 

今まで問題視されてきたパワハラは、上司や正社員と言った立場的に上になる人が、部下やアルバイトをいじめたり嫌がらせをすることでした。

しかし現在はその逆のパターン、逆のパワハラ「逆ハラ」が問題となっています。

 

あや
あや

聞いたことはありましたが、実際に身近に被害に遭った人が出てくると「本当に逆ハラなんてする人がいるんだ」と驚きました。

 

逆パワハラと言われる行為とは?

パワハラは、暴力、叱責、脅しなどの例をよく聞きますが、逆パワハラと言うのはどのようなものがあるのでしょうか。

 

実際に起きたA子の例を踏まえながらお伝えします。

先輩に対して無視、返事をしない

一般的に先輩社員から何か話しかけられれば、後輩社員としては返事やアクションをすると思いますが、逆パワハラの場合基本的に存在自体を無視をするような態度をとるのです

 

そのため挨拶や仕事中の指示も平気で無視

 

また返事をしたかと思えば

  • 「今は出来ません」
  • 「私が考えた方法がルールなんで」
  • 「私がその仕事をしないといけないのですか?」

 

と、先輩社員からの指示を否定

 

このような態度をとり、周りの社員へ

「この先輩より私の方が仕事ができる!」

と言うのをアピールしているのです。

 

この態度に対して先輩社員が

「ではやらないでいいです」

「分かりました。それならお願いしません」

と答えると

  • 「だったら話しかけないで。自分でやって」
  • 「はぁ?お願いとか、聞くわけないじゃん」

などと、言うだけ言ってまた無視を繰り返すというような態度を先輩社員にしているのです。

なんでもかんでも「パワハラ!」と叫ぶ

実際に先輩社員のA子が、後輩社員B美とのやりとりで言われたのが下記のようなことです。

 

  • 「はぁ?その言い方、パワハラですよね?今、とても傷つきましたぁ精神的苦痛で訴えますよ?」
  • 締切が迫っているのに仕事が終わっていないので、残業して一緒に片づけようと話すと「残業の強要ですか?それってパワハラですよ?」

 

などと、なんでもかんでもパワハラと周りに聞こえるように叫び、業務を拒否したり、無視したりを繰り返していたようです。

 

とにかく精神的に追い込むことをする

A子は年齢こそB美より10歳ほど年上でしたが、中途採用で入社し半年しか経っていませんでした。

それが理由の1つなのかB美はどんどんと10歳も離れた先輩社員を精神的に追い込もうとしていました。

 

  • 「先輩、さっきも教えましたよね?」
  • 「私の先輩で給料もいいんですよね?それでこの仕事はありえないんじゃないんですか?」
  • 「はぁー。これだから出来ない社員は困るんですよね。」
  • 「前の会社ってよっぽど出来ない人の集まりだったんですね」
  • 「中途社員で役職もらってこのレベルって…」

 

など毎日毎日、攻撃的な言葉を投げつけA子を精神的に追い込んでいきました。

 

あや
あや

若いからこそ怖いもの知らず…って感じの発言ばかり…。

社内で悪口を言いふらす

毎日話しかけては、業務指示を出したり、注意してくるA子が気に入らないB美は周りの同僚に悪口を言うように。

 

  • 「○○(呼び捨て)って、まじで使えないんだけど…」
  • 「△△って業務、基本的なことじゃん?全く出来ないんだよ。この間も…」
  • 「あれで先輩面とか、ふざけるなって感じ。」
  • 「あれ絶対泣くよ、あと数日ももたないかもね。」

 

このようにA子が近くにいてもお構いなしに悪口を言い、A子は

「誰も何も言っていないけれど、おまえは仕事が出来ないんだろ?って見られている気がする…」

と言うところまで追い込まれていました。

 

A子はこの後、すぐにB美の態度に対して対処したのでありませんでした。

しかしこのままで過ごしていると、暴力や私物を壊されたりなど色々な例が考えられるので、もし悩んでいるのであれば原因と対処法を見ていきましょう。

 

なぜ逆パワハラをしようとするのか原因は?

なぜこのような立場逆転のイジメや嫌がらせが増えてきたのでしょうか

 

逆パワハラが増えているって本当?

実際に厚生労働省のデータを見ると、パワハラの内パワハラの全体の約5%が逆パワハラと言われています。

 

そして逆パワハラは年々増加傾向にあると言われています。

色々な要因があるようですが、A子に嫌がらせをしていた後輩B美の証言も踏まえ、なぜ逆パワハラが起こるのか原因を見てみましょう

 

年上の先輩社員をいじめる逆パワハラしまくりな後輩社員の主張

では実際にA子をいじめる後輩社員はなぜ、逆ハラをするようになったのでしょうか。

 

逆パワハラをはじめたきっかけ(原因)

B美になぜA子をいじめるのか聞いてみると、たくさんの逆パワハラをする理由がありました。

 

  • 中途入社=即戦力のはずなのに、半年しても1つも仕事が出来ない(私は既にA子の2倍はこなしている)
  • 即戦力にもならないのに、A子の給与の方が遥かに良い
  • 中途採用と言っても業務が出来ないなら邪魔なだけ
  • 10個年齢が違おうが、私の方が入社年では長いのになんで私の方がランク下になるのか理解できない
  • 私がやっている仕事は私が努力して積み重ねてきたもの。横取りされたくない。

 

このようにA子が中途入社(即戦力)で入ってきているのにも関わらず、後輩社員から見た時にパフォーマンスを発揮出来ていないと思われたことが原因と言えます。

 

また仕事が出来る後輩のため、自分の仕事にプライドを持ってやっていたからこそパフォーマンスを発揮出来ないA子に「はいどうぞ」と、自分が頑張ってきた仕事を簡単に教えたくなかったようです。

 

そのため逆ハラと言われるような行為をしてしまったと言うものでした。

逆ハラを思いついたのはたまたまやっていた、テレビ番組での特集を見たこととのこと。

 

あや
あや

番組で見た内容程度であれば会社を辞めさせられるようなことにはならないだろうと安易に嫌がらせを始めたようです。

 

逆パワハラが増えてきている原因

ではその逆パワハラが増えてきている原因を探ってみましょう。

メディアの過剰なパワハラへの反応

パワハラがメディアなどで問題視されることは、とてもいいことだと思っています。

しかしメディアが過剰にパワハラへ反応するため、パワハラを恐れて立場的に上の人が下の人を注意しにくくなったという背景があります。

 

そのため「飲み会参加の可否」「業務上の注意」「残業依頼」など必ずしもパワハラに直結するわけでもないのに、過剰に意識しすぎて目上の人間が指示しにくくなっているというのは事実だと思います。

 

また「労働者の権利や保護」についての法律がメディアでしっかり取り上げられ、知識がつくことで、それを知った立場的に下の人が過剰に主張したり、自分の立場を必要以上に守るために悪用することも原因だと考えられます。

 

あや
あや

実際に後輩社員も、法律的な知識をかなり詳しく身に着けており「このくらいであれば問題ないだろう」と言うように、最初は嫌がらせをしていたようです。

 

実力主義の会社で多い逆パワハラの増加

A子が転職した会社は実力主義で、出来る人間がどんどんと上に上がれるシステムのある会社でした。

 

そのため高学歴で、入社数年のB美は職場でもかなり出来る存在

 

そんなところに、普通の4大卒・無名のような会社から転職してきたA子の仕事が出来ないというのは、その時点で逆パワハラの原因やターゲットの対象に。

 

このように年齢、役職、雇用形態などに関係なく、立場的に下の人が仕事の中で力を持つと、発言や態度に影響がでてくるのです。

 

逆パワハラ自体、管理職の認識不足

A子の相談を受けたあと、まずは今の状況を管理職社員に相談するようにアドバイスしました。

 

あや
あや

するとA子の管理職社員はとても驚いたようで、すっ飛ぶようにやってきてA子のメンタルや体調をとても気にしてくれたようです。

 

とてもいい管理職社員だったようで、相談した次の日には後輩社員からも事実の確認をし、管理職はA子とB美の両方に謝罪をしたようでした。

 

個人的にこの管理職社員は、非常に社員思いな素敵な方だと思いました。

 

私自身がいじめに遭った時に相談した上司は、私の相談を煙たがるように嫌がり避けるようになったので、本当にこのような管理職社員と働けるA子はラッキーだと思います。

 

 

管理職社員からは2人にこのような説明と謝罪があったようです。

  • 「B美にはまだまだ経験してもらいたいことがあり、年上のA子から色々と吸収してもらいたかった」
  • 「A子は仕事が遅いのではない、B美が早すぎるだけ。」
  • 「A子は別会社でB美の知らない○○の知識や経験が豊富だから採用した経緯がある」
  • 「まさかA子がこんな辛い思いをしていたなんて思わなかった。責任者として気づけず申し訳ない」
  • 「B美にキャリアプランをしっかり話してあげておけば良かった。本当に申し訳ない。」

 

と、本当にA子から相談があるまで全く気付かなかったようです。

 

また、まさか年下のB美がA子にイジメのようなパワハラをするなんて考えたことも、知識もなかったようで本当に管理職の上司も反省したようです。

 

こんな管理職失格!と思うかもしれません。

 

でも、ほとんどの会社の管理職はこの管理職の方よりも、知識も対応の仕方も知らない人の方が多いと言えます。

 

パワハラ対応という研修を積極的に受講している会社であっても、パワハラで手いっぱいとなり逆パワハラまではなかなか対応していない会社が多いのが現状です。

 

逆パワハラに遭った時の対策は?

逆パワハラと言っても内容や程度によって対応方法も変わってきます。

ただほとんどがパワハラと一緒であなた一人が対応できるものではないことが多いでしょう。

 

そのため、出来る限り早くアクションを起こすことをおすすめします。

これで対応してもらえない場合は、さっさと次の会社に転職することをおすすめします。

 

まずは逆パワハラの証拠を押さえる

私自身パワハラを受けたことがあり、それを会社に報告する際にしたことは証拠を押さえることでした。

 

 

いくら口でいじめられた、嫌がらせをされていると言われても、相手が

「やっていない」

と言えば水掛け論になるだけ。

 

それを避けるためにも証拠を必ず押さえるようにしましょう。

 

実際に私がいじめを受けた時に行った証拠を押さえる方法を参考にしてくださいね。

 

逆パワハラの証拠を押さえれば、上司または会社へ相談と報告

逆パワハラはハラスメント行為の一つです。

 

あや
あや

内容によっては人権侵害や労働基準法違反なども考えられ、そうなると個人出での問題ではなく会社全体の問題として捉え解決していく必要があることも。

 

まずは信頼できる上司であれば上司に、難しければ会社の人事や相談室の窓口での相談をおすすめします。

 

ただ人事機能が弱い場合、いじめや嫌がらせの報告を嫌がることも。

このような場合はこの人事へ相談した際の証拠もしっかり取っておくと後々、あなた自身を守ってくれるようになります。

 

労働基準監督署に相談

会社で上司や人事窓口などに相談したのにも関わらず

  • 相談したにもかかわらず、上司や人事が全く動かない
  • 面倒な人間と思われ、異動や転勤を余儀なくされた
  • 部下をまとめれないと言う管理能力不足として、降格、左遷させられた

 

と言う場合は、労働基準監督署に相談を。

 

労働基準監督署とは労働基準法に違反がないか、会社を監督する機関です。

違反が分かると、労働基準監督署の職員が直接あなたの会社に指導と言う形でやってきます。

 

こうなると人事などが対応し、実際に相談があったのになぜ対応しなかったのかなど尋問があったり、指導されることとなるため、会社としても人事としても絶対にされたくないところ。

 

そのため、もし上記のような理不尽なことをされた場合は、確認の意を込めて

“お忙しそうなので、労働基準監督署に相談してみようと思いますがよろしいでしょうか”

と聞いてみましょう。

 

これだけ言われれば普通の会社であれば何かしら対応をすると思います。

あや
あや

これでも対応しなければ、本当に労働基準監督署に相談すればいいだけです。

 

ハラスメントの数だけ逆ハラスメントもある

今回はパワハラと逆パワハラについてご紹介しましたが、他のハラスメントにも逆ハラスメントがあります。

 

男性から女性へ性的な嫌がらせをするセクハラも、女性から男性にすれば逆セク

先生が生徒にするアカデミックハラスメントも、生徒から先生にすれば逆アカと言われます。

このようにハラスメントの数だけ逆ハラがあるということも知っておくと、良いでしょう。

 

このようなハラスメントが横行している会社で働いているのは、とても無駄な時間を過ごしていると言うことと同じです。

 

もし一人で解決出来そうにないなと思った場合は、早めに見切ってさっさと新しい会社に転職することをおすすめします。

 

 

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