第二新卒が転職時に企業から大切される理由とは？本当に転職に有利？

就職活動や転職活動をしていると、広告などでみかける「第二新卒」と言う文字。

 

第二新卒という文字を見たことはあるけれど、自分がこの第二新卒に当たるかどうかということは知らない人も多いのではないでしょうか。

 

就職や転職の求人票を見てみると、条件として

• 「第二新卒可」
• 「第二新卒の方大歓迎」

などと書かれているものを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

この第二新卒、詳しく知っておくと今より探す求人数が増えたり、時には転職が有利になることも。

 

今回は第二新卒とはなにか、また第二新卒として転職を考えるタイミングとしては良い時期なのかメリット・デメリットをお伝えします。

 

第二新卒とは？？

第二新卒という言葉を聞くことはあっても、自分自身が第二新卒にあたるのか、第二新卒で転職活動を考える人はどのような人が多いのか気になるもの。

 

まずは第二新卒についてお伝えしていきます。

転職サイトで見かける第二新卒って何？

求人票をみていると“第二新卒”という言葉がでてくることがありますよね。

 

この第二新卒という表現ですが、しっかりとした定義はないようですが

「新卒で入社して３年未満の求職者」

というのが一般的です。

 

転職を考える第二新卒ってどんな人？特徴は？

４年制大学を卒業してからで考えると、25～26歳前後での転職活動をしている人ということになります。

 

転職を考える第二新卒にも色々な人がいるのはもちろんですが、以下の理由にあたる人が挙げられます。

 

 

このような理由から自分がもっと輝ける職場を探し、転職活動を始める人が多いようです。

 

転職を考える第二新卒は企業にも大切な存在

転職を考える第二新卒の人は能力・向上心が高いことも多く、企業としても自社の退職者を補うために欲しいところ。

 

特に第二新卒は短期間でも社会人経験があるということになり、１から育成する手間が省けるので少しでも時間や手間を省きたい企業からするとありがたい存在なのです。

 

ただし企業としてもリスクはあります。

たとえ社会人経験はあっても実務経験はわずかなもの。

 

あくまでもポテンシャル採用と言う状態なので、ある種の賭けのようなものとも考えられます。

第二新卒採用は、一般的な中途採用よりも慎重になるのは間違いないでしょう。

 

第二新卒で転職するメリットとは？

第二新卒で転職するメリットとは何があるのでしょうか。

第二新卒対象の求人数が増える

第二新卒を積極的に採用する企業が多いのは、自社の退職者の補うことが急務ということ。

 

実際は退職者を補うだけではなく、会社によっては新卒採用予定人数に到達しなかったという場合もあるほど、現在は採用難なのです。

 

このような観点から第二新卒向けの求人が増えていることが分かります。

そして先程もお伝えした通り、第二新卒は１からの育成が不要なため即戦力までとは言えずとも、とてもありがたい存在と言えるのです。

 

そのため30代以降で転職を考える人よりは求人数も多いはず。

 

これを踏まえれば第二新卒での転職はとても良いタイミングだと言えるでしょう。

 

第二新卒では、厳しい試験がない場合も

新卒求人や第二新卒求人数が増えると言うことは、各企業がそれまでの新卒採用を抑制し過ぎ、社内の人手不足を懸念していると言うこと。

 

特に第二新卒求人を増やすと言うことは、企業内でのベテラン社員と若手社員の数に大きな偏りが出ていたり、将来的に考えた時に社員が少ないとことが考えられます。

 

そう考えるのであれば、新卒採用時には厳しく判断されていたものが少し免除される場合があります。

 

例えば

 

新卒採用時であれば学校名や学校での成績、SPIなどを用いた学力・適性検査、TOEICや資格の級などで判断されることがあったと思います。

 

このような採用基準が、第二新卒の場合は新卒採用時の時よりも合格ラインが低い可能性があります。

 

もちろん企業によっては新卒採用時のように厳しい面接や試験を行うこともあります。

 

しかし新卒採用とは違い、短い期間でどのような経験を今の会社でしてきたかを見極める基準にしているということがあるのです。

 

決して企業の採用条件が甘いというわけではないので勘違いしないようにしてください。

 

ただ第二新卒の場合は、大学での成績や学校名だけでの学歴フィルターなどがなく、新卒採用時に叶わなかった会社へ入社する可能性も見えてくるのです。

 

第二新卒で転職するデメリットとは？

第二新卒で転職するデメリットにはなにがあるのでしょうか。

希望する転職先がない

求人数が増えるというメリットをお伝えしましたが、求人数は増えてもあなたが希望する転職先がない場合があります。

 

メリットでお話ししたように、特に第二新卒を募集する企業というのは退職者や新卒採用で予定採用人数に到達しなかった会社。

 

ということは、あなたがもし大企業や有名企業への転職を考えているということであれば、そもそも募集をしていない場合があるということです。

 

第二新卒採用というのは、企業側からすると新卒採用で十分に採用が出来なかった場合、もしくは採用したのに何か理由がありごっそり若手社員が退職した場合の最終手段と考えている企業が多く、大手や有名企業ではなかなか第二新卒採用は難しいかもしれません。

 

第二新卒採用での転職熱を奪われる

大手や有名企業を狙って転職活動を始めたのは良いですが、タイミングが悪く求人がそもそもなかった場合、それだけで転職活動の熱が冷める人が多くいます。

 

一度、転職活動をしようと闘志を燃やしたのにも関わらず転職したい会社がないと、やる気が確かに奪われます。

 

でも転職って本当にタイミングという縁だと私は思っています。

 

それなのに

“転職なんてやっぱり自分には無理”

“転職しようってネットに書いてあるけど行きたい会社の求人なんてひとつもない！”

 

と、たった一度タイミングが悪かっただけなのに転職するやる気を失い、そのまま同じ会社で働き続けると言う人も多くいます。

 

もし第二新卒で転職活動をしても希望の会社がなければ、経験を積んでもう少し先で転職活動をすればいいだけです。

 

ですので、ここで一生分のやる気を奪われてしまわないように気をつけてくださいね。

 

失敗しない！第二新卒で転職活動を成功させるには？

では失敗せず、第二新卒採用で転職活動を成功するためにはどうすればいいのでしょうか。

第二新卒でなぜ転職するのか理由をもう１度考える

「大企業、有名企業で働きたい」という気持ちが溢れているかもしれませんが、あなたが転職する理由は何か、もう１度考えてみて下さい。

 

今の会社が合わない、いじめられている、ブラック企業など、出来る限り今より良い企業で働きたいということではないでしょうか。

 

もちろん大企業、有名企業で働きたいと言う気持ちで求人を探すのは良いと思いますが、かなり狭き門だと言うこと。

 

そう考えると１番の目的は転職して、今より良い職場環境であれば大企業や有名企業ではなくても良いと言うことが考えられますよね。

 

このように何が今のあなたの転職目的なのか、いま一度考えてみて下さい。

 

第二新卒のあなたを喜んで迎えてくれる会社を探す

第二新卒のあなたをありがたい存在だと言ってくれる企業を探すことに注力しましょう。

ではどのような企業が第二新卒を積極的に採用しているかと言うと、新しく立ちあがったばかりの会社、いわゆるベンチャー企業が多いはず。

 

ベンチャー企業への転職を希望しているのであれば、第二新卒というタイミングで転職すると言うのはとてもいいタイミングだと言えます。

 

確かにベンチャー企業は将来性が不透明で不安要素も大きいのは確かです。

 

しかしベンチャー企業は立ち上げたばかりの会社で、一人が何役もの仕事をこなしたり、人数が少ないので団結力が高かったりと、今の会社より刺激がある日々を過ごせるはずです。

 

また将来的に考えた時に、立ち上げに関わった初期メンバーと言うのはその企業が大きくなった時に必ずと言っていいほど良い役職が与えられていることがほとんどです。

あなたをしっかり評価してくれる会社を広い条件で探す

学生時代の就職活動って

「とにかく名前を知っている大企業、有名企業を受ける」

ということに注力していたのではないでしょうか。

 

そうなると学生時代に落ちてしまった大企業や、有名企業へのリベンジ転職というのもあります。

 

しかし社会人として今の企業で働いて、まだ大企業や有名企業で働きたいと考えていますか。

 

確かに給料や福利厚生などは整っていると思います。

 

でも１度、新卒で不採用になった大手や有名企業に入社して既にあなたと同じ年数をその会社で働いている同じ年の人と同じパフォーマンスが発揮出来る自信はありますか。

 

もちろんYesならどんどん大手や有名企業を、中途採用枠で受けてみると良いでしょう。

ただNoと言う場合やあまり自信がない場合は、あなたをしっかりと評価してくれる会社をより条件を広くして探すことをおススメします。

 

特に女性の場合、見落としがちなのが中堅企業の製造業や伝統的な企業。

特に製造業はキツイ、汚い、臭い、などというイメージがあり敬遠している人も多いですよね。

 

しかし会社見学に行ってみると事務職であれば可愛い制服、綺麗なオフィスであったり、女性の産休・育休制度などがしっかり整っている企業もたくさんあります。

 

またそのような会社はBtoBの会社のため知名度が低いだけ。

製造しているものは世界でも多く流通している製品や、有名企業の製品の大切な一部を開発していたりと社会的にも信頼されるサービスの提供をしていることが多いです。

 

また伝統的な企業などでは、企業の世代交代とともに新しい新商品の開発やマーケティングを行うという新規ビジネスの対応に第二新卒を募集することも。

 

大企業であれば40代以降の中堅が担うような業務を、20代の若い年齢で経験できるというのは大変貴重なことですし、この経験が後々また違うことに活かされるというメリットが考えられます。

 

このように大企業、有名企業と言うブランドにこだわらなければ、あなたを必要としている企業はとても多くあるというこに気づけると思います。

 

またこのような中堅企業で力をつけて、次の転職では大手や有名企業にリベンジするのはいかがでしょうか。

 

もちろん一人であなたが輝ける会社を幅広く探すと言うのは簡単なことではないでしょう。

 

自分のやりたいこと、今の企業でやってきたことや経験をしっかりまとめることが必要というのは間違いありません。

 

ただ一人でだと漠然としてしまって難しいなと考えるあなたには、第二新卒の転職をサポートしてくれるサービスがあります。

 

 

どれも無料でサポートしてくれるので、上手に使ってあなたをしっかり評価してくれる企業に転職してくださいね。