同じように入社してもすぐに職場に馴染める人と、数か月、1年と時間が経ってもなかなか馴染めない人がいますよね。
馴染めない人はなるべく色々と努力しているようですが、空回りに終わっていることも。
私の相談窓口にも入社して間もない若手社員が
「どうやって職場に馴染めばいいのか分からない…」
と相談に来ることがあります。
そこで今回は職場に馴染めない人の特徴とその対処法についてお伝えします。
もし、あなたも職場に馴染めていないと思っているのであれば、まずは特徴にあてはまっていないかチェックしながら読んでみてくださいね。
職場になかなか馴染めない人の特徴5つ
コミュニケーションが周りと取れない人
職場に馴染めないと相談してくる人の多くに共通するのが、馴染めないと相談してくる側のコミュニケーション能力が明らかに低い人です。
人とのコミュニケーションが上手に取れないと、必然的に職場に馴染むにはかなりの時間が必要となります。
むしろ時間がかかっても、あなたが変わらなければ職場に馴染むのは難しいと言えます。
こんな心当たりはありませんか↓↓
- 挨拶や返事が出来ない
- 人に話しかけられない
- 会話が成り立たない
- 職場の飲み会や会社全体のレクリエーション等の行事に不参加
もしこんな状況であればコミュニケーション能力が低いと言えるでしょう。
これを読んで、私は挨拶も返事もしているし、話しかけている!
でも相手が無視して会話が終わってしまう…そういう方は、声の質を少し見直すことをおススメします。
もしかするとあなたの声は相手に届いていないのかもしれません。
声の大きさやトーン、間の取り方で全く人は変わってくるのです。
ただほとんどの人が、挨拶や返事を満足にしていないのではないでしょうか。
イベント等にも色々と言い訳をつけて参加しなかったり、職場でも誘われそうになると雰囲気を察してその場を逃げたりしていませんか。
本当に職場に馴染みたいと思っているなら、今のあなたの行動を少し顧みてみましょう。
職場の人に自分から積極的に話しかけてみたり、コミュニケーションを取ることが大切だと気付くのではないでしょうか。
基本的な仕事が出来ない人
毎日ニコニコして周りとのコミュニケーションもある程度取れているのに、仕事の話となるとなんとなく職場や上司から煙たがられ…
あれ?馴染めていないな…と思うことはありませんか。
このような場合は仕事ができないと思われているのかもしれません。
今のあなたは、普段の日常会話をするのには問題ないけれど、仕事を任すには信用できないと思われているのです。
そのため、あなたが「私がやりますよ」と言っても、嫌がられていたり何か理由をつけて断られているのではないでしょうか。
このような場合はまず与えられた仕事を確実にこなし、その後は同じ仕事をより早く正確に、また要求された仕事+1(プラスワン)をこなせるように努力していきましょう。
仕事の意味が理解できない
仕事が出来ない人の延長となりますがデスクワークの場合、目的や意図が分からない作業が多く存在します。
例えば…
- 大量の社員データの出勤時間だけを抽出し、別部署に渡す。
- とあるデータを営業部からもらい、そのデータを使ってBと言う作業をする
など、一体会社は何がしたくて、こんな面倒な作業を毎日するんだろう。
そう疑問が生じることがあるかもしれません。
私も入社して3か月程度は言われたことを淡々とこなすだけで、業務の意味が分からずにいました。
そしてその作業に慣れ始めたころ、フォーマットを変えて別部署にデータを渡したところ社内全体のシステムが止まるという大きなエラーが発生。
原因は私が勝手に変えたフォーマットを、次の部署が気付かずそのままシステムに入れ込みエラーが起こったというものでした。
個人的にはフォーマットを変えることで作業が1時間も早くなり良かったと喜んでいた矢先のことで、まさか次の部署がデータをシステムに入れ込んでいるとは知らずとても迷惑をかけたことがあります。

もちろん上司からはこっぴどく怒られました。
入社3か月ということでようやく職場に馴染むか馴染まないかという頃だったので、仕事の意味も、自分の仕事の前後にどのような仕事があるのかなど全く想像せずにこなしていたからこそのミスです。
このようにならないためにも仕事の意味を理解することは必要なのです。
もしあなたも今の作業を淡々とこなすだけであれば、その前後についても確認し仕事の意味を理解することで作業自体も良く分かってくるかもしれません。
そうすれば周りの社員と仕事の改善策などについてミーティングを開いたりと、コミュニケーションをとる機会が増え、自ずと信頼に繋がり職場とも馴染めてくるでしょう。
仕事に積極的に取り組むというのは言われたことを淡々とするだけではなく、その仕事の意味まで考えながら出来るかどうかが求められています。
上司に言われて淡々とこなすだけでという姿勢が、職場に馴染めない状況をより悪くしているのかもしれません。
あなた自身に原因があるのではなく、嫌がらせのひとつで馴染めない
コミュニケーション能力、仕事の遂行能力にも問題がないのに職場に馴染めないという場合、あなたは周りの人間から嫌がらせをされて馴染めていない可能性があります。
すでに自覚症状のある人もいるかもしれませんが、あなたに何かと嫌味や嫌がらせをしてくる人間がいるのではないでしょうか。
そういう人間がいる場合、わざと仲間外れにするようにあなた以外にお達しがでているのかもしれません。
そうなると、あながたどれだけ努力しても馴染めるはずもありません。
あなたの仕事上、全く影響が出ないのであれば問題ありませんが、もしそうでない場合は仕事を進めるためにもある程度あなたが努力する必要があります。
関わりたくないな、話したくない…そういう風に思うこともあるかもしれませんが
“仕事のため”
と割り切って必要な会話だけするようにしましょう。
ただあなたが努力して歩み寄っても、必ず相手が大人な対応をしてくれるとは限りません。
もし、それ以上に困らせてくる場合は上司や信頼できる人に相談するようにしましょう。
どうして嫌がらせを受けているのか原因が知りたい人はこちらで確認してみてください。
なにかと言い訳が多い
仕事が出来ない人に多いのですが、言い訳が多い人は周りからどんどんと嫌われていきます。
- 「どうして頼んでいた資料が出来ていないの?」
- 「ここはどうして指示したものを使っていないの?」
- 「なんで確認せずに先方に資料を送ったの?」
こんな風に上司から注意されたことはありませんか。
そんな時、つい
- 「えっ、それは時間がなくて…」
- 「いや、○○先輩がこれを使えと…」
- 「だって急いでて…」
などと、言い訳をしているのではないでしょうか。
言いたいことは分かります。
でも上司からすると、この言い訳が不快に感じ何度も続くとストレスとなるのです。
小さな子どもが
- 「だって○○ちゃんがこう言ったんだもん!」
- 「だって△△したかったんだもん!」
と言うようなものです。
「えっ」「いや」「だって」という否定を意味する言葉は使わないように気をつけましょう。
大人になってもこんな子ども染みた言い訳を平気で使う人は、評価が下がるのはあなたでも分かりますよね。
職場は遊び場ではありません。
どんなに小さなことでも与えられた役割を果たすことで、会社からお給料をもらえるのです。
まずは注意されたら謝罪です。
そして、どうしても会社に不利益が生じる場合は、その後に説明しましょう。
そうでない限りは説明不要です。
こういう言い訳をしている人は、だんだんと上司や周りから敬遠されて職場に馴染みにくくなっているかもしれませんね。
そもそもこんな注意をされているのであれば、仕事の進め方に少し問題があります。
こちらの記事をよんで仕事の進め方を少し変えてみましょう。
自分自身がどうして職場に馴染めないのか把握する
職場に馴染めない場合はあなた自身に原因があることと、そうではなく周りの人のせいで馴染めない場合があります。
まずはどうして馴染めないのかを理解していくことが必要です。
せっかく憧れて入社した会社なのに、希望した部署に配属されたのに、職場に馴染めないことで仕事を辞めたい、行きたくないと思うのはとても勿体ないことです。
馴染めない期間が長引いてしまうと、その状態が慢性化してしまい、どんどんと改善することが困難になります。
だからこそ早めに対策するために、原因を追究しなければなりません。
早く対処できれば、きっと会社に行くのが楽しい!仕事が面白い!と感じるようになると思います。
ただ職場に馴染めないだけではなく、仕事が上手くいかないと悩んでいるのであれば仕事の出来ない人の特徴も合わせて読んでみましょう。
きっとあなたの悩んでいる問題が解決できる糸口になるはずです。
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