毎日毎日、いじめられたり嫌がらせに遭うと
“この状況はいつまで続くのだろう?”
と不安になりますよね。
私もいじめられている最初の頃は
“きっと1か月もすれば諦めるだろう…”
そう思っていました。
しかし、そんな予想とは裏腹にどんどんとイジメがエスカレートすることに。
私の場合ですが
- 上司と部下という関係
- イジメを指導する立場の人事部署内
と、本来いじめが1番あってはならない場所で起こっていました。
そのような会社の手前もあり1年程は嫌がらせを受けていても我慢していましたが、身体と心に限界が来て会社に報告することを決めました。

今思えば、もっと早く報告すればよかったと思っています。
もし、あなたも同じように悩んでいるのであれば会社に報告することをおすすめします。
ただ会社に報告するというのは、とてもリスクの高いことです。
このあたりも含めて、実際にいじめや嫌がらせに遭って会社に報告する時の状況、リスクについてお伝えします。
私が実際に遭ったいじめの詳細についてはこちらをご覧ください。
職場いじめをに報告するタイミングはいつが良い?
いじめを会社に報告するタイミングっていつがいいのでしょうか。
個人的には早く報告する方がいいと思います。
理由としては
- いじめが早く解決する可能性がある
- いじめはエスカレートすると被害が大きくなる
- 解決してもらえないと判断した場合、次の行動に移る判断がつきやすい
という私の反省からです。
基本的にいじめと言うのは、嫌がらせをしてくる張本人がやめようとしないと、いつまでもズルズルと続きます。
また誰も止めないと分かると、どんどんとエスカレートしていく傾向があるのです。
大きな被害を受けないためにも早めに報告するのがベストと言えます。
そして報告したとしても会社が認めない、揉み消すというケースも多々あります。
そのような場合はさっさと会社を辞めるという手段を選ぶことも出来るのです。
グッと我慢することも良いですが、我慢して得られるメリットというのはイジメの場合ほとんどありません。
サッと見切って次の職場を探す時間に費やす方がよっぽどあなたのための時間になるのです。
そうはいっても、なかなか辞めるまでというのは勇気がいると思います。
会社や今の仕事は好きで働き続けたいということもありますよね。
そういう場合はまずは会社へ報告することを考えてみましょう。
ただ何も考えず、ただただ早く報告するというと
- “自意識過剰”
- “勘違い女”
などと、言われる可能性があります。
そうならないためにも、必ず証拠をしっかり固めましょう。
職場いじめを会社に報告するまでに準備すること
会社もただ“いじめに遭っています”と言われても、証拠がないと相手側に確認しようがありません。
ヒアリングをしてくれるかもしれませんが、相手が自分から
“いじめました、嫌がらせしてました”
と認めることはまずないでしょう。
そのためにも相手が言い逃れできないよう、しっかりと証拠や証明できるものを準備しましょう。
職場いじめの動かぬ証拠となる録音や記録物まとめる
1番良いのは録音です。
嫌味や嫌がらせをされている内容をなるべく複数回録音しておくと、信ぴょう性が増します。
また期間も大切で1か月に1回嫌味を言われるのと、毎日言われるのでは評価される程度も違ってくるので、必ず嫌味を言われたり嫌がらせを受けたら手帳に記録を取っておくことをしましょう。
これが客観的に見た時に頻回にあることで“いじめ”と認定される可能性がグッとあがるのです。

目撃者や関与していそうな人がいたら、一緒にメモに残しておくと会社がヒアリングする時に確認しやすいです。
職場いじめの証人になってくれる人に打診
あなたがいじめられていると言ってくれる証人を探しましょう。
あなたの味方を大々的にしてくれなくても、この時にあなたが嫌がらせを受けていた、こう言われていたと言ってくれる人はいると思います。
このような人を複数集めておくとより強力になります。
職場いじめを報告する相手を慎重に選ぶ
最終的に1番重要となるのは、この報告相手が誰であるかで決まると言っても過言ではありません。
私は直属の上司にまずは相談しましたが、とても嫌がられました。
その後、部長に相談しても笑ってごまかされました。
仕方なく最終的に会社で3番目に偉い役員に直接コンタクトをとって相談に乗ってもらう形で報告しました。
直属の上司に報告してから役員に相談するまでは約2か月。
役員に相談してから、事実確認や処分に1か月ほどかかりました。
こうやって考えるとさっさと役員に相談して解決してもらえばよかったと思っています。
私の場合は役員がすぐに動いてくれたのでとても早い対応でした。
しかし他部署でも同じようにいじめの案件がありましたが、やる気のない部長だったため事実確認に半年。
また事実確認をしても、証拠に信ぴょう性がない、統括している上司が揉み消すなどとパワハラが認められないということに。
また相談した相手と、いじめてくる人が仲が良ければ
“あなたがいじめとして報告してきた”
と、裏でやり取りをしている可能性もあります。
もしこのような場合であれば逆上して、よりいじめられる対象になることも考えらます。
くれぐれも相談する相手は慎重に選ぶべきです。
また日頃から何かあった時に頼れる上司と何か縁を作っておくと、あなたが困った時に助けてくれる人になってもらえますよ。
職場いじめを会社に報告するリスクとは?
会社にいじめを報告するということは、会社の中に
“悪い人がいます”
と声をあげることと一緒です。
世間のイメージはとても大切なため、各企業パワハラ・セクハラ・モラハラなど色々な研修等で社員教育を実施しています。
しかし、それでもいじめがなくならないというのは事実です。
いじめられたことにより人生が大きく変わってしまったり、命を絶ってしまうような心痛める事件に発展するニュースが後を絶たないのがいい証拠ではないでしょうか。
だからこそ、いじめを報告するということは企業イメージをグッと下げることになりかねません。
あなたがもしいじめを報告すると、企業イメージが下がるリスクが挙げられます。
これ自体は会社自身の問題なので構いませんが、もし企業イメージが本当に下がるようなレベルでのいじめであると、会社はあなたのことを“逆恨み”する可能性があります。
“報告せず黙って辞めてくれれば良かったのに”
そういう人が出て来たり、
“ちょっと指示しただけでパワハラっていう女”
などとレッテルを張られる可能性があるので、報告する時は覚悟が必要でしょう。
レッテルを張られるということは、結局あなたはまた違う意味で職場で孤立する可能性があるのです。
そうなると結局、報告せずに転職してしまえば良かったという結論になることもあるでしょう。
これはあなたの企業次第だと思います。
あなたの会社はどうですか。
あなたをいじめから守って、その後もその会社でキラキラと働き続ける環境を提供してくれそうですか。
職場いじめを報告しても必ずしも認められるわけではない
私の場合は証拠・証人・報告書をしっかり揃えていじめを役員に報告しました。
そのためそれなりの対応となりましたが、あなたが職場で報告したからと言って必ずいじめが認められたり、対応してもらえたりするとは限りません。
報告したことにより、もっと嫌な思いをする可能性もあります。
もしかしたら会社は助けてくれず、あなたを“悲劇のヒロイン”呼ばわりして相手にしてくれないこともあるでしょう。
同僚にいじめを同じように報告した人がいますが、その子はなぜか、いじめられていた側なのに理不尽にも左遷させられました。
そしていじめた側は昇格することに…。
このように必ずしも、あなたがいじめられている=助けてもらえるという方程式ではないということを理解しておくことが必要です。
職場いじめが認められて相手が処分されても、当分働きづらくなる
イジメが認められ、あなたをいじめていた人が処分されたとしても、すぐに働きやすい環境になるとは限りません。
例えば
- いじめに加担していた人達から新たな嫌がらせを受ける
- いじめを報告した女とレッテルを張られる
- 毎回、会話に「これはパワハラとしてではなく、指導です」と言われる
- 会話をICレコーダーにとっているなど、噂をされる
など、新しいリスクが生まれることもあるのです。
こうなると、なんのために会社にいじめを報告したのか分からなくなりますよね。
職場いじめのある今の会社でのあなたが働く必要性を冷静に判断する
もし、今あなたが会社へいじめの報告を考えているのであれば、すでに身体的にも精神的にもかなりダメージを受けていると思います。
そのダメージが限界に達するまでに会社に報告することをおススメします。
ただ報告することで解決するとは限りません。
もっと嫌な思いをすることも考えられます。
また報告から解決までにもそれなりの時間が必要になるでしょう。
そこまで時間をかけて、いい結果が見えない今の会社にすがる必要はありますか。
同じ時間をかけるならば、今より働きやすい環境職場で働くための時間にするほうが有効的に時間が使えると思います。
会社にいじめを報告する気力があるのであれば、そのパワーを転職に使ってみませんか。
必ずあなたを今よりキラキラ輝く職場に導いてくれるはずです。
コメント