職場でお局様からいじめられていると、
- もう限界!
- 会社に報告してやりたい!
そう思いますよね。
でも実際に職場に報告しよう思った時に、一体お局様からどれくらいのいじめや嫌がらせを受けたら会社に報告してもいいの?
と、気になる人もいるのではないでしょうか。
私も最初は
“こんなことで報告して良いのだろうか…”
と悩んだ時期がありました。

そうやって悩んでいるうちにパワハラがどんどんとエスカレートし私はボロボロになってしましました。
実際に私がどんなパワハラを1年間受けて最終的に報告したのかお伝えします。
お局様からいじめられた悪質な職場環境
簡単になりますが、私が実際にいじめを受けていた時の職場環境をお伝えしておきます。
職場のお局様、上司同士での確執がひどい
私は入社後、総務人事所属として直属の上司のAさんから仕事を引き継ぐようになりました。
このAさんからの引継ぎが気に入らなかったお局様のBさん(Aさんより役職が上)。
すでに入社日から私をいじめのターゲットにしていました。
※あとで知りましたがお局様は私のOJTをやりたかったのに出来なかったと言うことが、イジメの根本的な原因だったようです。
部長はいましたが課長の席が空いており、Aさんとお局様がその席を争っているような状況でした。
お局様が課長の座に値する等級ではあったものの、Aさんというライバルが出てきてなかなか課長になれなかったというストレスも私のイジメの矛先に向いた1つの原因だったのかもしれません。
昔ながらの年功序列体質が抜け切れない会社
会社は年功序列体質から実力主義に切り替えたいと言いつつも、切り替えきれない状況でBさんがお局様として君臨していました。
周りも年上のお局様には逆らえず、何年も自分がいじめのターゲットにならないようにひっそりと仕事をしてきた人達でした。
そのためAさんは私が入社するまで、孤立まではいきませんが苦しい環境だったのではないかと思います。
お局様からのいじめと嫌がらせは入社日(配属日)から始まった
入社日というと部署内で温かく迎えられるイメージがありますが、全員が歓迎していない場合もあります。
お局様から入社日(配属日)当日から舌打ちと無視!
入社日(配属日)は朝礼などで自己紹介をみんなの前でするタイミングがあると思います。
まず、その集まりに来ないお局様。
周りに新しい社員の紹介がある呼ばれると
「はぁっ?忙しいのでそんなことに時間を割けません!」
そう言いながら、他部署に電話で話をしつつ大きな声で
「あー、なんか新人が入ってきてぇ、バカっぽい子ですよー。本当、手がかかりそう…。忙しいので別に新人とかいらないんですけどねー。どこの部署も要らないというのでこちらで引き取っているんです(笑」
という、挨拶代りの嫌味からはじまりました。
その後、挨拶してもすれ違っても無視。
そして通りすがり会釈をするれば舌打ち。

この頃は同じ部署の人がフォローに入ってくれることも多く、そこまでコミュニケーションに困ったこともなかったので気にしていませんでした。
お局様のいじめ嫌がらせがエスカレート。職場で仲間外れにされるように
配属されて3か月程経った頃、別部署の業務応援に行き定時後に自席に戻ると部署に誰もいないということがありました。
その時は“めずらしく定時でみんな終わったんだな”と思っていました。
しかし次の日にお局様をはじめ、他のメンバーが
「昨日の飲み会楽しかったね!またやりましょう!」
と大きな声で聞こえるように言いました。
もちろん私は声がかかっておらず、仲間外れにされたことが分かりました。
また部内ミーティングというものが週に1回行われていました。
私よりあとに配属された1つ年下の後輩は会議招集の案内があり参加していました。
しかし私は参加させてもらえないということもありました。
さすがにこれには上司のAさんが何度か
“それはおかしい”
とお局様に詰め寄ってくれましたが、
「だったらあんたも来なくていい必要ないから」
と言われ、Aさんは上層部(管理職)でいじめに遭うように。
お局様から理不尽な言いがかり。直属の上司のミスも部下のミス
最初からAさんが気に入らなかったこともあり、お局様はAさんがミスした仕事も私がミスしたと言うようになりました。
流石にやったことのない業務は「担当外なので分かりません」と答えるものの、
「担当?あんたがバカだから分からないだけでしょう?」
「そもそもあんたの担当ってなんなの?なにも出来ないくせに!」
などと言われる毎日。
またAさん不在で、入社したばかりの私にはAさんの業務カバーが難しいのを知っているのに
「いつまでに出来ますか?」
「どうして出来ないんですか?」
「毎日、会社に何をしにきているんですか?」
と、まくし立てるように言われ精神的に追い込まれていきました。
お局様から理不尽な理由で毎朝の朝礼で叱責される
働いていた会社では、各部署で毎朝朝礼がありました。
特に総務なので各担当業務以外の人が知っておいていた方がいい情報、来客情報や共通業務について共有するのが目的です。
そこでAさんや私が来客情報を伝えると
- 「受付にそんな人数のお客さんが入ると思っているの?」
- 「本当にバカばっかり考えて仕事しろ!」
- 「○○(私の苗字を呼び捨て)!本当にあんたバカなんじゃない?まだ来客の許可下りていないのにお客様呼ぶとか考えられないでしょ。バカでしょ!」
と般若の顔で叱責。
“お呼びしているお客様は、頻度や人数が多いので来客申請が不要な手続きをしている”
と、何度も言っているのにお局様が勝手に必要だと勘違いしていてもこんな感じで毎朝叱責を受けていました。
もちろん、毎回Aさんが説明すると
「申請不要な手続きが取れるってあんた達何様なの!」
と、朝礼で引き続き叱責され続けるという負のループに陥るのです。
このように朝礼で毎日なんでもないことも理由をつけては、言いがかりをつけられていました。
周りで朝礼を見ていた別部署の同僚も
「あの毎日お局様が言っていることっておかしくない?」
と周りが心配するほど、理不尽なことを言われていました。
長年お局様がしているいじめや嫌がらせを見続けると洗脳される
私やAさんが叱責されているのを見ても、部署内のメンバーは助けてくれませんでした。
この頃に知りましたが、既に周りのメンバーはお局様に洗脳されていたのです。
“もし助けたり、味方になったらあんたが次はこのイジメのターゲットだからな!”そう刷り込まれていたようです。

お局様は私をいじめることを見せしめにして、周りのメンバーを洗脳していたのです。
お局様からサービス残業やサービス出勤を強要
Aさんからの引継ぎに時間がかかっていると、お局様が定時のベルがなる頃にやってきて
「まさか残業?それって自分が仕事が出来ないから残るってことでしょ。それは残業って言わない居残りだね。残業つけないでやって」
と、サービス残業の強要。

私のイジメとは無関係ですが、このあと労基の立ち入りで未払いが発覚し約150時間分の残業代を支払ってもらいました。
休日に会社の代表電話から携帯に電話がかかってくるので緊急かと思い出てみると、お局様からの電話で
「あんたがちゃんと入力していないからシステムエラーが出ている。仕事が進まない。今から会社に来て直せ!」
「明日の社長レビューの資料の数値が絶対におかしい!部長も確認している?絶対間違えてる!今から来て再計算しろ!」
と、休日出勤を強要してくるようになりました。
もちろん、システムエラーは私の入力ミスではなくお局様が故意的に操作してシステムエラーを起こしている、社長レビューの数値はそもそもお局様の計算ミスというものです。

そもそも休日出勤を強要してまでの仕事ではないと言うことは明確でした。
それでも特にプライベートで3連休を取得し旅行に行くことを知ったりすると、わざと電話をかけてきていました。
ただこの頃には、もう会社が休みの日にも電話がかかってきて叱責されたり嫌味を言われるんじゃないかと思うと、休みなのに休めずに本当に辛い日々を送っていました。
お局様のイジメや嫌がらせはどんどんエスカレートして止まらない
どんなに嫌味を言っても毎日会社に普通に出社する私のことが気に入らないお局様は、どんどんといじめや嫌がらせをエスカレートさせてきました。
お局様と通りすがると背中を押したり、靴をワザと踏む
職場内で周りに人がいない場所ですれ違うと、お局様に靴をワザと踏まれたり、階段で後ろから背中を押されたりするようになりました。
仕事柄ヒールで歩くことしか許されていない職場だったので、階段で後ろから背中を押された時は本当に
“これは殺されるんじゃないかな”
と不安になりました。

いつ、どこで、何をされるか分からない恐怖感があり、職場に行くのが怖かったです。
お局様に私物や必要書類を隠される
仕事上、私は外出や他部署に行くことが多く席を空けることが多く、自席のデスク内に仕事で使う私物や必要書類などをおさめていました。
が、とある日から私物がなくなっていたり、必要書類が全く違うロッカーから出てきたりするようになりました。
書類はすぐ出てくるような場所が多く良かったのですが、私物に関してはゴミ箱やトイレ、給水室の三角コーナーなど嫌がらせ感たっぷりの場所から見つかることが多く、明らかに嫌がらせでした。
まさか私物を隠されるなんて考えていなかったので、大切に使っていたそこそこ良い時計やお気に入りのペンがビショビショに濡れて出てきたときは本当に辛く
“ここまでされることなの?”
と疑問が沸々と湧いていました。
私がお局様からのいじめを会社に報告しようとした大事件
どんどんとイジメがエスカレートし、さすがに私もいつも平常心を保つようにしていましたが、心の糸が切れました。
お局様から重要書類を失くした犯人扱いをされる
私がたまたま休みの日に、お局様が担当していた重要書類が紛失。
するとその書類を
「あいつが隠した!私がいない間に机から盗んだ!」
と、自分が紛失した書類を私が休んでいないことを良いことに、重要書類を盗んだ犯人とでっち上げたのです。
そして私のデスクを勝手にお局様がごっそり開けて、私物はもちろん、私が扱っている重要書類や整理している順番も無視してガサガサと探し全てぐちゃぐちゃに。
それでも見つからないので自分の部下に
「更衣ロッカーに隠しているのよ!」
と、私の更衣ロッカーもスペアキーで開けて探したようでした。

その後、お局様の重要書類は部長が保管していたということが分かり、その場は落ち着いたと聞いています。
お局様と周りの社員の常識のなさに、心の糸がプツンと切れた・・・
次の日、何も知らない私は目を疑いました。
更衣ロッカーを開けたら、予備の制服やメイク道具などが散乱。
ファンデーションは粉々、リップは制服のシャツでぐちゃぐちゃに潰され。
もちろん予備の制服はファンデーションとリップで、クリーニングしても取れそうにないほど故意に汚れていました。
すでに心はワナワナと震えていましたが、それでも部署へ。
自席について引き出しを開くと、何か違和感を感じざるを得ない状況に。
整頓されてはいるけれど、明らかに私が整頓していた順番や位置が違う。。。
そう不信そうな表情をしていると出勤してきたAさんとその同僚に別室に呼ばれ
「実は・・・」と、私がたまたま休んでいた昨日の状況を話してくれました。
Aさんの同僚が一部始終を見ていて、あまりにもひどいと思いAさんを呼びに行って戻った時にはもうぐちゃぐちゃにされていた。
その状況をAさんの同僚が問いただしたら、みんな知らない振りをしていたという話でした。
これを聞いて私は心の平常心を保っていた細い糸がプツンと切れました。
お局様からのいじめを会社に報告しようと決めた
それでもこの日、社外の大切なお客様とお会いする予定があったのでこの話を聞くだけ聞いて外出しました。
実際この日のお客様と何の仕事をしたのか、やり取りは覚えていません。
ただ、いつもの元気がないと心配して下さって
「毎日頑張っているんですね。でも、辛いなって時はゆっくり立ち止まることも必要ですよ。少しここでゆっくりして帰って下さいね」
と、温かい飲み物とお茶菓子を出して下さった時のお客様の顔は今でも忘れられません。
もう他人から見ても、私が限界に達しているのが分かるほどになっているんだ…
そう思うと余計に自分の今の状況が惨めで辛く感じました。
そしてお客様の会社からバスに乗って自社に戻る途中、バスに揺られながら勝手に涙が溢れて止まらなくなりました。
涙が溢れて止まらなくなり会社に戻れなくなった
バスに揺られながら
“また会社に帰ったら嫌味を言われるんだろう”
そう思うと、
“もう会社には行きたくない”
そう思いました。
そして私はバスの中でAさんにメールをしました。
“Aさん、○○会社へのご挨拶は無事終了しました。
ただ今日はもう体調不良で会社に戻れません。”
たった2行のメールを泣きながら、何十分もかけて打ちました。
するとAさんは
“部長には私から話しておきます。
今日は本当に疲れたよね。○○会社に挨拶に行ってくれてありがとう、助かった。
あとの仕事は私が調整するので、しっかり休んで。”
このメールを確認し自宅に戻りました。
そこで両親にもイジメの経緯を話し相談をした後、次の日、私は実際に会社の役員にいじめの報告に行きました。
お局様からのいじめや嫌がらせはどんどんとエスカレートする
これくらい追い込まれた状況になって私はイジメを報告しましたが、本当に辛かったです。
涙が溢れ出て止まらないし、恥ずかしいと分かっていても止めどなく出てくるのです。自分で自分がコントロールできないくらい、心がボロボロになっていたのです。
こんなになってからイジメの報告をするなんて遅すぎます。
いじめは放置すれば大丈夫、いつかはターゲットが変わるということも確かにあります。
ただ相手によっては、反応しないからもっと酷いことをしてやろうと思う心の汚い人間もいるのです。
もしあなたも私のように職場でいじめに遭っているのであれば、なるべく早く報告することをオススメします。
難しいなら1度休みましょう。
客観的にあなたの状況を整理するべきです。
そしてあなたがより輝ける職場や状況で働くのが1番良いと思います。
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